普段、不要になったデータはWindowsではゴミ箱に入れると思います。誤ってデータを削除してしまってもゴミ箱の中にあるデータはいつでも元に戻すことが可能です。ゴミ箱からもデータを消してしまいたい場合はゴミ箱の中から目的のデータファイルを削除すれば普通の方法ではデータは復活不可能になります。
ここまですると完全にデータがこの世から消えうせたと思うのは早計です。ファイル復活用のソフトを使えばある程度のデータは復活できてしまうのです。
では、なぜ完全に削除したはずのデータが復活できてしまうのでしょうか?
通常のデータ削除操作はハードディスク内のデータ管理情報に削除マークを付けているだけで実際に削除している訳ではないのです。見かけ上削除したかに思えるのですがハードディスクから完全に抹消されているのではありません。
ハードディスクに新たなデータが書き込まれるときに、この削除マークがついた領域を未使用領域と認識してデータが上書きされます。ここで上書きされて初めて、古いデータが完全に削除されたことになるのです。したがって、ハードディスク内のデータを完全に削除したい時は、データを削除した後に未使用領域を何らかのデータで上書きする必要があると言うことになります。
このように完全にデータを削除するためにWindowsXPでは、「cipher」というコマンドが用意されています。このコマンドは未使用領域にまず0を書き込みます。その後さらに255を上書きします。そして最後に乱数を上書きしていくというコマンドです。
さすがにこのコマンドを使うことでデータはハードディスク内から完全に削除することが出来ます。
ただし、合計3回もの上書き操作を行うために実行するのに時間がかかるということを理解しておいて下さい。
2007年11月8日
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